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公開 更新 保全工事

営業を止めずに、防水や補修はできるか

「工事のあいだ、店を閉めないといけませんか」。店舗やテナントビルのオーナー様から、必ずいただくご質問です。閉めずにできる方法はあります。

方法は、時間で分けるか、場所で分けるか

ひとつは時間で分けるやり方です。閉店後や早朝に作業を入れます。音と匂いの出る工程を営業時間の外に置けます。

もうひとつは場所で分けるやり方です。エリアを区切って順番に進めます。使えない範囲は出ますが、日中に進められるので工期は短くなります。

匂いと音は、工法で変えられる

材料によっては、硬化のときに匂いが出ます。飲食店や医療施設では、これが営業に直接ひびきます。

匂いの少ない材料に変えられる場合があります。そのぶん単価や工期が変わるので、どちらを優先するかを先に決めておくと話が早く進みます。

通路の半分を仮囲いで仕切り、残り半分を客が歩く営業中の工事

お客様の動線を、先に決める

工事の範囲より、お客様がどこを通るかのほうが重要です。入口が変わる、通路が狭くなる、段差ができる。ここを決めてから工程を組みます。

人の流れが変わる場所には、必要に応じて誘導の人を置きます。当社は警備も同じ窓口で受けられるので、工程と配置を合わせて組めます。

先に伝えておくと、苦情になりにくい

同じ不便でも、知らされていたかどうかで受け取り方が変わります。掲示、店内の案内、サイネージでの表示。使えるものを先に決めておいてください。

防水工事は、場所によって営業への響き方が違う

  • 屋上の防水 — 作業は建物の上で進むので、店内への影響は主に匂いと音です。資材を運び上げる日だけ、入口まわりの動線に気を配ります
  • 外壁やバルコニー — 足場とネットが建物を覆うため、看板や窓が隠れます。入口の上に足場がかかる場合は、お客様の通り道を守る囲いが要ります
  • 店内の床や入口まわり — 営業の場所そのものなので、時間で分けるか、区画を区切って順に進めます

同じ「防水工事」でも、どこをやるかで、営業を止めずに済む方法が変わります。屋上防水の工法そのものについては、コラム「屋上防水の直し方は、大きく3つある」で説明しています。

夕暮れの中層マンションの外観

営業中の工事で、先に決めておく項目

  • 工事をしてよい時間帯と、音の出る作業を避けたい時間帯
  • お客様の入口と、工事の出入口を分けられるか
  • 匂いが出る日の扱い(換気、閉める区画、事前のお知らせ)
  • 雨で工程が延びたときの連絡の仕方
  • テナントや近隣へのお知らせを、誰が出すか

防水の材料は、雨の日や下地が濡れているときには施工できません。そのため、予定がずれることを前提に段取りを組んでおくと、延びたときに慌てずに済みます。

決めた内容は、工程表と一緒に1枚の紙にまとめて、店長やフロアの責任者にも渡しておきます。現場で判断に迷ったとき、同じ紙を見ながら話せます。

出入口の誘導を、工事と一緒に組む

資材の搬入や、足場の組み立て・解体の日は、トラックや作業員が入口の近くで動きます。お客様の出入りと重なる時間は、事故がいちばん起きやすい時間です。

工事のあいだだけの仮の案内も役に立ちます。掲示やサイネージで「入口はこちら」と先に示しておくと、お客様が迷わず、誘導する人の負担も減ります。

こうした日は、誘導の人を置くことで、営業を止めずに済むことがあります。駐車場を使いながらの工事であれば、コラム「駐車場の警備は、実際に何をしているのか」も参考にしてください。マンションなどで住民の方への説明が要る場合は「大規模修繕の前に、決めておくと揉めないこと」でまとめています。

まずは現場を見せてください

できるかどうかは、建物の形と営業の時間帯で決まります。図面がなくても構いません。現地確認とお見積りは無料です。

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