LEDビジョンのレンタル料金は、業者が公開している価格を比べると、機材だけで1㎡・1日あたり約2.8万〜6.0万円(屋内用、ピッチ1.9〜3.9mm、6社)、設営・撤去・運搬込みのパックで、約3.75㎡(110〜115インチ)の1日 約20万〜28万円(3社)です。どちらも業者ごとの公開価格の幅を並べた目安で、税抜か税の記載なしの価格です(2026年10月27日に各社のページで確認)。
ただし、料金を公開しているのは東京・埼玉・愛知・広島など本州の業者で、運搬は自社の近郊が前提です。北海道・札幌の会社で料金表を公開しているところは、確かめた範囲では見つかりませんでした。年に数日のイベントならレンタル、毎日映すなら購入かリースが基本です。この記事では、料金が決まる要素、購入・リースとの違い、選び方、札幌で借りるときの注意を説明します。
LEDビジョンのレンタル料金の相場 — 機材だけ・設営込み
- 機材だけ(屋内用) — 1㎡・1日あたり約2.8万〜6.0万円(6社。ピッチ1.9〜3.9mm)
- 設営・撤去・運搬込みの1日パック — 約3.75㎡(110〜115インチ)で約20万〜28万円(3社。うち1社は単価からの計算)
- 2日以上借りる場合 — 日数ごとの料金を出している3社とも、日数が延びるほど1日あたりの料金が下がる決め方
- 機材の料金に入っていないもの — 設営・撤去の人件費、運搬、当日の操作、電気の工事、吊るすための骨組み(トラス)や台
- 会社によって別になるもの — 高速代や駐車場代、深夜・早朝の作業、前日の設営、警備、申請、発電機
1㎡あたりの値は、各社が出しているサイズと金額から割った計算です。パックの料金は、東京近郊や名古屋駅から一定の距離までといった条件つきで、設置から撤去まで12時間以内などの決まりがある会社もあります。
屋外用の1日料金を公開している会社は少なく、3社そろわなかったため金額は書いていません。液晶ディスプレイの1日レンタルも、料金を公開している会社が2社しか見つかりませんでした。本体を買う場合の価格や、液晶サイネージ・配信の仕組みの費用は、『LEDビジョン・デジタルサイネージの価格 — 屋外・屋内の費用と運用費の相場』にまとめています。
大きさの表し方 — インチより「横×縦」で比べる
LEDビジョンは、決まった大きさの板(パネル)を縦と横に並べて画面を作ります。そのため、レンタルの料金は何枚のパネルを使うか、つまり横×縦の面積で決まります。インチ(画面の対角線の長さ)は目安で、同じ横2.5m×縦1.5m(3.75㎡)の画面を、110インチと呼ぶ会社も、115インチと呼ぶ会社もあります。
テレビと同じ横長(16:9)にぴったりそろえられるかも、パネルの大きさで変わります。そろわないと、映像の上下に黒い帯が出たり、比率を変えて映したりすることになると説明している業者もあります。映す映像の縦横の比率を先に決め、それに合う並べ方ができるかを確かめてください。会社ごとの金額を比べるときは、インチではなく、横×縦の寸法と面積で並べるのが確実です。

レンタル・リース・購入の違い
- レンタル — レンタル会社が持っている在庫を、短い期間借りる。途中でやめられ、壊れたときの修理はレンタル会社が受け持つ
- リース — 使う会社が選んだ機種をリース会社が買い、決まった期間、毎月リース料を払って使う。途中の解約は原則できず、やめるなら残りのリース料かそれに当たる違約金を一括で払う。修理は使う会社が受け持ち、保守は販売会社などと別に契約する
- 購入 — 自社の持ち物になる。設置の工事、保守、故障したときの対応、使わない時期の保管を自分で手配する
レンタルとリースの違いは、公益社団法人リース事業協会の説明によるものです。協会によると、リース料には、物件の価格のほか、金利、固定資産税、保険料、リース会社の管理費や利益が含まれます。月々の支払いをならせる代わりに、払う総額は物件の価格より多くなります。
レンタルは在庫の中から選ぶので、大きさやピッチは、その会社が持っているパネルの組み合わせで決まります。リースと購入は機種を自由に選べますが、何年も使う前提の契約です。
レンタル料金が決まる要素
- 大きさ(面積) — 料金はパネルの枚数で決まる。大きいほど総額は上がるが、1㎡あたりは下がる会社が多い
- ピッチ — 光る粒の間隔。とても細かいパネルを高くしている会社がある
- 屋外か屋内か — 屋外用は防水の作り。雨・風・雪の日に中止するかの判断と、そのときの料金
- 期間 — 1日か、数日か、30日以上か。前日に組む場合や、撤去の日をどう数えるか
- 設置と撤去 — 床に置くか、骨組みで吊るか、足場で組むか。それによって作業の人数と時間が変わる
- 電源 — 必要な電気の量と、電気を取れる場所までの距離。会場で取れなければ発電機
- 運搬と人の移動 — 業者の拠点からの距離。北海道へ運ぶなら、機材と人の移動の費用が加わる
- 当日の操作と映す中身 — 映像を切り替える人を頼むか、流す映像を誰が作るか
同じ「1日」でも、朝に組んで夜に片付けるのか、前日に組むのかで、機材を押さえる日数と人件費が変わります。見積もりを頼むときは、搬入できる時刻と、撤去を終える時刻を先に伝えてください。
LEDビジョンは、面積が大きいほど多くの電気を使います。会場の電気の容量と、コンセントや分電盤までの距離は、見積もりに欠かせない情報なので、会場の担当者に確かめておくと話が早く進みます。
短期のイベントで借りるか、常設で置くか — 選び方
- 1日〜数日のイベント・展示会 — レンタルが向く。設営・撤去・運搬込みの見積もりで比べる
- 1か月〜数か月の期間限定 — 30日単位や1年単位のレンタルを出している会社もある。リースや購入とあわせて見積もる
- 毎日映す・何年も使う — 購入かリース。保守の体制と、屋外なら屋外広告物の許可を先に確かめる
- 年に何回か同じ場所で使う — 回数×(機材+設営・撤去+運搬)を、購入したあとの保守と保管の費用と比べる
目安として、屋内用(P2.5)の本体価格は業者3社の目安(2025〜2026年、税の記載なし)で1㎡あたり60万〜100万円で、機材だけのレンタル(1㎡・1日 約2.8万〜6.0万円)のおよそ10〜36日分にあたります(計算)。ただし、買えば設置の工事や保守、保管の費用が加わり、借りれば使うたびに設営・撤去・運搬がかかります。1年に何日使うかを数えて、両方の合計を比べてください。
常設なら、雪や雨にさらされる屋外の設置で、防水、寒さ、雪の重み、点検のしやすさを決めておく必要があります。屋外に常設するときの注意と札幌市の許可は、『屋外LEDビジョン設置の注意点 — 防水・雪・屋外広告物の許可』で説明しています。

札幌・北海道で借りるときの注意
- 運搬 — 料金を公開している本州の業者は、自社の近郊が前提。北海道までの運搬と人の移動・宿泊が別に見積もられるか確かめる
- 冬の屋外 — 動く温度の下限、雪や結露への備え、雪の中での設営・撤去にかかる時間
- 会場の中で催しを知らせる表示 — 札幌市では、講演会・展覧会・音楽会などの催しを表示するため、その期間中に会場の敷地の中に出すものは、屋外広告物の許可の申請が要らないものに挙げられている
- 道路や歩道に置く場合 — 道路に広告板などの工作物を設けるときは、警察署長の道路使用許可が要る(道路交通法第77条)
札幌市の屋外広告物の手引は、許可が要らない広告物でも、持ち主には管理の義務があるとしています。会場の敷地の外に出す、催しの期間の前から出す、催しと関係のない内容を映す、といった場合は当てはまらないことがあるので、区の土木センターで確かめてください。
北海道の会社の料金は、公開されていないだけで、問い合わせれば見積もりを出す会社もあります。本州の業者と比べるときは、運搬と移動の費用を含めた合計で並べてください。
見積もりで確かめること
- 画面の大きさ(横×縦)とピッチ、屋内用か屋外用か
- 機材・設営・撤去・運搬・当日の操作・骨組みや台・電源が、それぞれ含まれるか
- 何日分の料金か(前日の設営と、撤去の日を含むか)
- 雨・風・雪で中止や中断をしたときの料金
- パネルが映らなくなったときの予備と、その場で直す人がいるか
- 税込か税抜か
2〜3社に同じ条件で見積もりを頼み、項目ごとに並べて比べてください。機材の料金だけを比べると、設営や運搬が抜けている見積もりが安く見えます。
レンタルの流れ — 問い合わせから撤去まで
- 1. 問い合わせ — 日時、会場、屋内か屋外か、ほしい大きさ、映す内容を伝える
- 2. 会場の確認 — 搬入の経路(トラックを止める場所、通路やエレベーターの大きさ)、置く場所の床、電源
- 3. 見積もりと契約 — 含まれる範囲と、中止したときの扱いを決める
- 4. 映像の準備 — 画面の縦横の画素数(解像度)と比率に合わせて作り、前もって映して確かめる
- 5. 当日 — 設営、映り方の確認、本番の操作、撤去
搬入口の大きさや、床がどれだけの重さに耐えられるかは、会場の担当者でないと分からないことが多いものです。業者と会場の担当者を早めにつないでおくと、当日になって置けない、運び込めないということを防げます。

相談する前に決めておくこと
- 何のために、誰に見せるか(来場者か、通りを歩く人か)
- 置く場所(屋内か屋外か)と、いちばん近くで見る人までの距離
- 使う日数と時刻(搬入・設営・撤去ができる時間)
- 電気を取れる場所と、使える容量
- 映す中身を誰が作るか
分かる範囲で構いません。当社は、寒冷地に対応した屋外LEDビジョンや館内サイネージの設置から、表示する内容の企画・制作・差し替えまでお引き受けしています。常設するか決める前の段階でもご相談ください。現地確認・お見積りは無料です。
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